風に吹かれて   本と音楽と絵と

アクセスカウンタ

zoom RSS 『きよしこ』

<<   作成日時 : 2018/06/20 18:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0


『きよしこ』重松清著 新潮社


「伝わるよ、きっと。」

本の白い帯に大きく書かれたこの文字が目をひきます。

「きよしこ」は「ナイフ」で坪田譲治文学賞、「エイジ」で山本周五郎賞、「ビタミンF」で第24回直木賞の受賞作家、重松清さんの最新単行本。
深く野球帽をかぶった木内達朗さんによる少年がいっぱいに描かれている表紙。 これは買わなくちゃこれは絶対読まなくちゃ。 帽子のひさしの影になり見えそうで見えない少年の眼差しをほんの少しでもみてみたい。

少年は父親の仕事の関係で何度も転校をする。
少年は吃音で思ったことを人前であまり話せない
少年は転校先でイジメにあう
少年は友達づくりが下手だった
そして少年は教師になりたかった。

吃音により言葉を選びながら会話をする少年、
言いたいことが本当につたわらないときの
もどかしさや苦しみと、転校を繰り返す転校生の気持ちが悲しいくらいに伝わってきます。

また、このものがたりのおしまいの部分で少年が教育大学に入学し教師になりたいとその夢に向かって歩き出すところでは、言葉に何度もつかえながらも父親にそのおもいをぶつけるシーンがとても感動的でした。
もしこの物語りに続きがあるならば是非教壇に立った少年の姿を描いてほしい。そんな風に思いながらページを閉じた本です。


きよしこ (新潮文庫)
新潮社
重松 清


Amazonアソシエイト by きよしこ (新潮文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
『きよしこ』 風に吹かれて   本と音楽と絵と/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる