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zoom RSS 『天地有情』

<<   作成日時 : 2018/06/18 17:03   >>

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『天地有情』南木佳士著 岩波書店

 南木桂士さんのエッセィを久しぶりに読みました。2003年に出版された『急な青空』以来。表紙カバーはホワイト。装丁は菊地信義さん。
南木さんの本といえば、私はいつもすてきな装丁が目に浮かびます。
南木佳士著イコール装丁菊地信義というイメージ。「阿弥陀堂だよりを書いたころ」のなかで本の装丁のことについて触れられていましたので、これは珍しいと思いながら興味深く読みました。

「流れとよどみ」というエッセイのタイトルからは、哲学者「大森荘蔵」の同タイトルの本を思い出し、どんなことが書いてあるのだろうと読み始めたら実際その本のことについて書かれていたエッセィでした。

南木佳士さんは、それを読むたび「そのたびに、山の涌き水で顔を洗って口をすすいだあとのような、爽やかな読後感にひたれる」とご感想を述べられています。更に「特に好きなのは第四章の「真実の百面相」」とありましたので本棚から実際『流れとよどみ』を取り出してそのページ(第四章 P25)を開き読んでみました「カメレオンの本当の色は何だろうか 」ではじまる章でした。二冊を交互に読む、思いがけない読書の楽しさを味わったように思います。

『天地有情』のあとがきによれば「二十一世紀の、最初の四年間にさまざまな媒体に発表したエッセィをまとめた」というこのエッセィ集。最新の南木さんのエッセィをまとめて読めることは南木佳士ファンにとっては大きな喜びを感じられるのではないでしょうか・・・

「明日を最も必要としない者が、最も快く明日に立ち向う。」二千年以上も前に書かれたエピクロスのこの丈夫な言葉を杖にしながら』p89という一節は読み終え本を閉じてからも強く印象に残り続けています。
                                                                  
 
                                                           
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